メキシコ湾の原油事故でBP権益切り売り
メキシコ湾の原油流出事故は依然として止まりません。パイプを一部を通してくみ上げることになり少しは噴出量が減りましたが、現状では凄い量の原油が噴出し続けています。アメリカ政府がBP社に負担をさせることが決まって資金繰りに苦しんでいるようで権益を持つ三井にも負担しろという話にもなっています。三井側は、事故原因がわからないという理由で回答を先延ばししていますが、回答期限が迫っているようです。権益を持っているとはいえ三井に事故の責任はないので保留は普通の措置かもしれません。BP社は資金を捻出するために権益を切り売りするという事態にまで来ているようなので切羽詰った事態といえます。
日本や中国がこの権益にチャンスとばかりに飛びついてくることは予想されます。世界に散らばる油、ガス田の権益を含んで100億ドル分(約8860億円)というのでかなり大きなものになりそうです。それだけ今回の事故が大きなもので世界に影響を及ぼすものだといえます。今はハリケーンのシーズンということで流出した原油を広い範囲に撒き散らしそうな感じがあり心配されていますが、これがどのような影響を与えるのかはわかっていません。撒き散らすことで被害が拡大するのか撒き散らされて薄められることで被害が少なくなるのかはいまだわからない状態ということです。
今後の被害しだいではアメリカ政府はBP社にさらなる負担を強いるということもありどうなるのか不透明です。BP社の株は事故後半値近くまで下がっているということで資産売却で悪い風評を拭い去りたいようです。BP社はアジアなどでも権益をかなり持っているということで日本政府も権益獲得に対して資金支援を惜しまない方針のようです。ライバルとしては中国が強力そうで経済成長の資金力をまざまざと見せ付けています。争奪合戦は熾烈になりそうです。
油にまみれて飛べなくなったペリカンの映像が流れていて胸の痛む思いがありますが、それに対してペリカンの羽をきれいに洗ってこびりついた原油を流している姿は痛々しいものがあります。原油に覆われると皮膚呼吸が出来ずに死んでしまうということで1羽1羽丁寧に人間が洗い流しています。環境を大きく破壊するのはいつも人間ということを考えれば油まみれのペリカンのような映像は二度と見ないですむようにして欲しいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100710-00000572-san-bus_all ヤフーニュース